25. 不倫の慰謝料の時効はいつまでですか?

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不倫の慰謝料の時効はいつまでですか?


不貞の慰謝料の時効は、不貞を知ったときから3年間です。また、不貞があったときから20年が経過したときにも、慰謝料請求ができなくなってしまいます。


配偶者が不貞をすると、不貞相手に対して慰謝料請求をすることができます。ただ、慰謝料請求には期限があるので注意が必要です。
不貞によって相手に慰謝料請求ができるのは、それが不法行為になるためです。そして、不法行為には時効があります。具体的には、「損害及び加害者を知ってから3年」とされています。不貞の場合、損害や加害者を知ったときというのは、配偶者と不倫相手の不倫の事実を知ったときですから、そのときから3年が経過すると、慰謝料請求ができなくなってしまいます。
また、時効とは別に「不法行為のときから20年」が経過すると、損害賠償請求権は消滅します。これを、除斥期間と言います。そこで、不貞の場合、不貞の事実を知らないままでも、不貞から20年が経過したら慰謝料請求ができなくなるのです。
このように、慰謝料には時効があるため、不貞があったことを知ったらなるべく早く慰謝料請求をすべきです。相手に請求をしても、3年以内に慰謝料を回収できないなら、時効を中断するために、慰謝料請求訴訟を起こさなければならないこともあります。
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弁護士法人ふくい総合法律事務所

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